FOCUSα-T(FOCUSα for Tunnel)は、「トンネル覆工コンクリート」の変状検出用撮影装置です。
トンネル覆工コンクリートの周方向を撮影できるようにデジタル一眼レフカメラを配置しています。
撮影画像をFOCUSαで解析し、変状(ひび割れ幅・長さ等)を解析します。
剥離、鉄筋露出、漏水、エフロ等は画像から確認します。
撮影画像を1スパン毎に繋ぎ合わせ、目視検査の見落とし確認やチョーキングの記録としても使用できます。
▶ 今までのご依頼例
- 点検対象の撮影、解析作業、画像接合まで全てのご依頼
- 点検対象の撮影、画像接合のご依頼
- 解析作業のみのご依頼(撮影はお客様側で実施)
▶ 撮影について
- FOCUSα-Tと照明器具を車両に搭載して、トンネル覆工コンクリートを撮影します。
- ひび割れの調査精度から、カメラ1台分の撮影範囲を決定します。
- 撮影は車両を停止して行ないます。(0.2mm精度の場合、1時間で約70mの撮影ができます)
- トンネル覆工コンクリート全体を撮影するため、往復する必要がありません。(交通規制の切り替え不要)
▶ 撮影前準備
- 『デジタル一眼レフカメラの画素数』と『ひび割れ検出精度』から、カメラ1台の撮影範囲を決定
- 撮影ピッチの決定。(進行方向の80%以下の距離。0.2mm精度の場合:進行方向0.8m ⇒ 0.64mピッチ以下)
- 撮影枚数の算出
- 撮影枚数分以上の容量がある記録メディアの準備
- 照明器具、車両など必要機材の準備
▶ 現場作業
- FOCUSα-Tや照明器具等の設置
- カメラの撮影範囲を調整
- 撮影ピッチ毎の撮影
- 撤収
カメラ・照明器具等の設置イメージ
▶ 解析作業
- 画像データの整理
- 画像データからひび割れ解析
- ひび割れ解析を1スパン毎に接合
- 接合画像から、浮き・はく離箇所の検討
- 変状箇所(ひび割れ幅・長さ、浮き、はく離等)の特定
- 成果品・報告書の作成
▶ 検査結果サンプル
- トンネル覆工コンクリートのひび割れを、0.2mm単位で抽出した例
- この画像をCADに貼付けてトレースすることで、変状展開図を早く正確に作成可能
▶ 参考資料(pdfファイル)
▶ 15km/hでの連写撮影(開発中)
一眼レフカメラの連写機能を使用して、走行しながら静止画撮影する方式を開発しております。